聖母病院 コロナ禍入院生活③感想(母子同室、授乳など)

聖母病院出産ブログ

 

2020年12月、聖母病院で(経膣)出産後の入院生活について、

母子同室
授乳指導
助産師さんや病院の対応について

個人の体験と感想を交えて、時系列でまとめてみました!


産後1日目

前日夜の出産時に40度ちかく高熱を出した私。

希望していた母子同室はすぐできず、陣痛室(分娩前に待機していたベッドがあるスペース)で夜を越しました。

普通は陣痛後、産後の赤ちゃんをお世話する部屋に移動するのだと思います。

 

 

産後1日目、翌日の朝。

足がフラついて、まったく立てずひとりでトイレもいけない状態…。

助産師さんがケアしてくれ、導尿もしてくれました。

昼にはだいぶ身体も回復。

ひとりでトイレにもいけるようになり、大部屋に移動しました。

それから赤ちゃんに会いに、新生児室へ。

まだお股も下半身もいたく、新生児室までのゆるやかなスロープも、ゆっくりゆっくり歩いていく始末・・・・。

 

半日ぶりに会えた赤ちゃん、可愛い。。

最初なので新生児室のスタッフの方がついて、

オムツの変え方、おっぱいのあげ方も丁寧に教えてくれました。

 

何度か慣れるまで、乳首の咥え方などもきちんと指導してくれました。

おっぱいがでない人へのマッサージやミルクの指導も一人一人にされていました。

新生児にいるスタッフは2人〜3人なので時間帯によってはかなり忙しそうでした。

 

聖母病院は、基本、母子同室を推奨しています。

とはいえ、産後に疲れているママのカラダの回復が優先と、いつでも赤ちゃんは新生児室で預かってくれるようでした。

私は初日はさすがに厳しく、1日目は3時間ごとに授乳のため、新生児室に通うこととなりました。

 

授乳に来ていたママたちも、夕方19時頃には8人くらいましたが、

夜中の1時と4時の回には私以外は1、2人くらいしかきていませんでした。

新生児室でおむつを替えたり、慣れない授乳をしていると、あっという間に1時間くらい経ってしまいます。

 

この日の夜は、3時間ごとに新生児室にいかないといけないというプレッシャーと、

同室の赤ちゃんの声もあり、こまぎれに2時間しか寝れませんでした・・・。

とはいえ、産後の回復の速さと夜中の授乳に対応できたのは、きっと和通分娩のおかげです。

(新生児室にいけなくても、助産師さんがミルクを与えてくれるので大丈夫です)

 

 

産後2日目 

朝、私の尿検査や血液検査、血圧測定のほか、

会陰の傷の検診がありました。

シャワーは分娩後24時間たってからokでしたが、私は体調が優れなかったので、2日目の午前中に入りました。

出産後はタオルで身体を拭いてもらったとはいえ、やっぱりシャワーは最高!!

会陰縫合の傷が少し怖かったですが、気持ちよかったです。

身体もだいぶ回復。

ほんとに和痛分娩のおかげです。

 

そしていよいよ、2日目の午後から母子同室を開始しました!

(開始のタイミングは自分で決めることができます)

 

先に新生児室でオリエンテーションを受け、同室の注意点など諸々の説明をしてくれました。

赤ちゃんと大部屋にもどった後も、助産師さんが2時間おきくらいに様子を見にきてくれます。 

助産師さんはちょくちょく部屋に来てくれ、おっぱいの状態の確認や、授乳指導をしてくれました。

 

また、授乳に関しては

・ミルクと母乳混在のママ
・母乳を優先したいママ
・最初からミルクを使いたいママ、

ママのライフスタイルに合わせて選べばよいとおっしゃっていました。

 

入院中は、それぞれのママや、赤ちゃんにあったミルクの量・授乳時間を指導してくれます。

小さく産まれた赤ちゃんには体重計で体重を測りながら授乳指導を、

私のように基本母乳でいきたいママには、赤ちゃんの体重や排泄具合を見て、

赤ちゃんの状態次第でミルクを足すべきかどうか、ママの考えを聞きながら、適宜指導してくれました。

事前に読んでいた母乳育児本に、した方がよいと紹介されていた直後のカンガルーケア、産後30分以内の授乳、早めの母子同室

 

 

産後熱を出した私は、どれもできなかったので、

母乳がちゃんとでるか、とても心配していました。

 

産まれた後、赤ちゃんは何度かミルクを与えられていたものの、

なるべく早く授乳にトライし、別室中も夜中も新生児室に授乳に通ったおかげか、

産前からやっていた、オーガニックオリーブオイルをつかった乳頭マッサージの効果か

(オイルは楽天ふるさと納税でgetしました。過去の記事はこちら )

その後、母乳がとてもよくでるようになりました。

 

助産師さんにも、フワフワでよいおっぱいですねー、と褒められ、調子に乗って

おっぱいがでるうちは、と私は基本母乳で頑張りました。

 

しかし、産後3日目に

(大きく産まれてきたのに)7%以上体重が減ってしまい

助産師さんのススメで、二度ほどミルクにも頼りました。

後半は体重も増え、一日15g増えればよい体重がなんと100g近くも増え、

助産師さんからも「この子は心配いりませんね」、と太鼓判をもらいました。

 

 

話がそれましたが、産後2日目の深夜。

泣き出す→あやす→オムツ確認→おっぱいをあげる→泣き止んだところを布団に置く→5分以内にまた泣き出す

をいう無限のループが夜中3時間以上続き・・・・

しまいに何をしても泣き止まなくなってしまった我が子。

 

大部屋だし、周りのママに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
(周りは基本ミルクのママだったので、赤ちゃんも比較的まとめて寝ていたのかもしれません)

うちの子だけが泣いているような気持ちに陥り、どうしようと軽くパニックに。

 

夜中にひとり、部屋の外に出て意気消沈していた私を、助産師さんが励ましてくれ、赤ちゃんの落ちつけ方を丁寧に教えてくれました。。

初めて育児の挫折感を味わった夜。

親の焦りは子供に伝わるとも感じた夜でした。

 

産後3日目

毎朝5時過ぎに新しい着替えが配布され、朝食前に着替えさせて廊下にある体重計で赤ちゃんの体重をはかります。

そのあと、助産師さんが体重の増減を確認してくれます。

 

この日のお昼は豪華なお祝い膳がでました!

お祝い膳もコロナがなければ、同じ日に出産したママたちと一緒に食べることになっていました。

病室でひとり、スモークサーモンやステーキに感動しながら、ひとくちひとくち味わいました(*´-`)

美味しかった~・・・。

 

午後、赤ちゃんははじめての沐浴へ

沐浴から戻ってきたら気持ち良さそうな顔をしていました。

(ちなみに病院による沐浴指導はコロナのため現在一時中止中でした)

沐浴効果か、午後は奇跡的に3時間も連続で寝た!

私もここでようやく、まとめて眠ることができました。

 

産後4日目

朝、私も赤ちゃんも退院前の診察をうけました。

内診があり、経過は良好。

一ヶ月後の妊婦・乳児検診の予約も、このタイミングで取りました。

また、この日、助産師さんが退院後の生活について個別に相談にのってくれました。

旦那や実家の母にも聞きたいことがあるかメールで聞き、自身の質問もリスト化して、1時間近く対応してもらえました。

どんな細かい質問にも丁寧に答えてくれて、助かりました。

 

改めて思うのが、聖母病院の助産師さんはホントに皆優しい。

ここで出産して良かったこと、それは助産師さん達が細やさ。気配りがとても優しかったことです。

もちろん他の病院は知らないのですが、初産婦の私のどんな下らない細かな質問でも、きちんと対応してくれました。

困ったらナースコールを呼べばすぐ来てくれますし(私はあまり使用せずでしたが、いつでも鳴らして下さいね、といつもおっしゃっていました。隣の人は鳴らしまくっていましたが…)

入院前の説明、母子同室前のオリエンテーション、退院前日の個別相談など、どこまでもケアが行き届いているように思いました。

総合病院ゆえか、使用している皮膚科の薬が赤ちゃんに影響がないか、とか、薬剤師さんから赤ちゃんに使用した薬(ビタミンkのシロップ)の説明や今後摂取するワクチンの話、小児科医から聴覚検査の結果も丁寧に説明してくれました。

産後すぐにPCR検査を受けることができたのも、この規模の病院ゆえかと思います。

 

 

 

産後5日目

赤ちゃんは退院前の診察へ。

小児科で先天性代謝異常などの検査の採血をしました。

私は退院の準備。

母子手帳を返してもらい、着替えます。

赤ちゃんもセレモニーウェアにお着替え。

 

 

 

 

退院は11時までにすればよいとのこと。

私は会計が開く10時半に夫に来てもらいました。

夫が一階でお会計後、3階の入院フロアに迎えにきてもらいました(コロナのため、出迎えも一名まで)。

 

夫と赤ちゃん、はじめての対面。。

最後、見送ってくれた助産師さんとスタッフの方にお礼をつたえ、病院を後にしました。

助産師さんの『いつでも電話してくださいね』、夫へも『奥さんを支えてくださいね』の言葉に最後の最後まで、何だか嬉しかったです。

聖母病院での入院生活、退院して思うことは、

なんでも助産師さんに質問ができた環境と、

母子同室での経験があったからこそ、

スムーズに育児をはじめることができたように思います。

また機会があれば、聖母病院で産みたいです!

 

 

 

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